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建設業は、なぜ人手不足なのか?

おはようございます。
今日のお話は、土木建設業に携わる人にとって、とっても大切なお話です。
早速ですが、先週のあるニュースで、建設業の人出不足のニュースがありました。
その有効求人倍率は、1.04倍とのことです。
これは、建設業で働こうとする人のほとんどが、入社できるという数字です。
中でも土木工事業は、最も人出不足になっているようです。
しかも、土木建設は、新卒が少ないようで、なぜこのようなことになっているのかを考えてみました。
5年ほど前の週刊ダイヤモンド誌に、ある東京の大手企業に勤務する東大工学部卒の技士が、上司とランチするために、外で出たそうです。

そこで、目的のお店に行こうと歩いていると、小学生ぐらいの男の子を連れた母親らしき女性が、作業着姿の我々を見て、通り過ぎると、息子君に「お前も勉強しないとあのような作業員になってしまうから勉強しないとダメだよ。」的な話をしていたそうです。

では、どうして、作業着を着ていると、底辺の仕事だと思われるのでしょうか?
恐らく、多くの人は、巨大なビルや橋梁や高速道路の橋脚などを作る様をみて、「あ、凄いな」と思っていてくれると思っています。
私も中学生の時に、自宅を建築している大工さんを見て、将来は、大工さんなって、大きなおうちを建てたいなと憧れておりました。
しかも、中・高・大と夏休みになると、土木建築会社でアルバイトしていました。
そんなこともあり、私も、今ではどうして偏見を持った目で見られるようになったのかを考えてみたのです。
特に、偏見を持っている人は、女性に多いようです。
作業着を着て、外で仕事するということだけで、汚い。重たいものを持って疲れる。暑い、寒い中で、外で仕事をするのは大変な仕事だ。
できればそんな仕事は、やりたくない。と思うのでしょうね。

その大手ゼネコンに勤務する人もこのような偏見があるから募集してもなかなか入ってこないのだと考え、高校や大学、専門学校へ積極的に建設業の素晴らしさを啓蒙するために、足蹴に通っているそうです。

今の日本は、スーツを着ていたとしても、リストラ、倒産と自分の人生を脅かす脅威は尽きません。しかも、中高年で自殺する人の多くは、ストレスからくるスーツ族です。
年金もどんどん減額されていて、60歳で、或いは65歳で定年を迎えても、普通に生活できるだけの年金を望むことはできません。
で、あるならば、土木建設業に携わり、資格を取って自分のスキルを伸ばすことができれば、
いつまでも仕事を続けることができます。
ましてや、自分が作った構築物が、目に入る場所に残って、皆が安全に利用することができるって、本当に素晴らしい仕事だと誇りに思っているのでした。

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大宗建設に興味を持っていただき、誠にありがとうございます。お気軽にお問い合わせください。